NISA口座の変更手続き・所要期間について 【一般NISAから楽天証券積立NISA】

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先日マネックス証券の一般NISA口座から楽天証券の積立NISA口座に変更しました。
この記事では金融機関を跨いでNISA口座を変更する際の注意点・変更手順・変更に要した時間を紹介します。

証券会社を跨いでNISA口座を変更しようと考えている方にお勧めの記事です。

 

NISA口座を変更する際の注意点

金融機関を跨いでNISA口座を変更するにあたり注意点があるので紹介しておきます。

・当年のNISA口座を変更するには、「①当年分のNISA枠を使用していない」「②9/30までに申し込みをする」の2点が条件。                                 ⇒いずれかの条件を満たせていない場合は翌年度以降の変更となるので、当年のNISA枠は使用しきってしまいましょう。
・現在のNISA枠で保持している銘柄は非課税期間終了までは非課税で運用可能。
⇒例えば私の場合、2021年に楽天証券の積立NISAに変更しましたが、マネックス証券での一般NISA枠で2020年に銘柄を購入しています。
このマネックス証券の一般NISAで購入した銘柄については証券会社を変更しても2025年までは非課税で運用が可能です。個人的にはこの点が一番心配だったのですが、コールセンターに確認がとれて安心しました!
・金融機関の変更が伴うとロールオーバーが出来なくなる。
⇒ロールオーバーとは一般NISAの非課税期間を5年間延長できる制度です。
例えば一般NISAで5年の非課税枠を使用したのちにロールオーバーを申請すればさらに5年間(合計10年)非課税での運用が可能ですが、金融機関を変更した場合はロールオーバーが出来なくなります。
それでは変更手順に進みましょう。NISA口座を変更する手順としては次のキャプチャーで紹介する変更手順1及び変更手順2のみです。

変更手順1:現状のNISA口座の廃止 【所要期間  約2週間】

NISA口座は1人1口座が原則なので、他の証券会社のNISA口座に切り替えるには
現在のNISA口座を廃止する必要があります。

そこで必要となるのが「勘定廃止通知書」となります。

マネックス証券の場合だと、「コールセンターに電話⇒解約書が家に届くので署名して返信⇒勘定廃止通知書の受領」の手順となりますが、なんと約2週間もかかりました。

・1/14:コールセンターに電話し、解約書を送付すると言われる。
・1/23:解約書受領、解約書に署名後、翌日に投函
・1/29:勘定廃止通知書を受領

 

なお、一点注意したいのが(マネックス証券の)コールセンターへの電話です。とにかくつながりにくいです!

30分以上の待ち時間の場合は強制的に電話が切られてしまいますので、20分の待ち時間と案内された場合は電話がつながるまで放置した方がよいと思います。

 

変更手順2:楽天証券へ口座開設書類の送付 【所要期間  約10日間】

まずは楽天証券から口座開設用の書類を取り寄せます。変更手順1の段階で書類の取り寄せは済ませておきましょう。

書類が届いたら、勘定廃止通知書と口座開設用の書類を楽天証券に送付します。
(初めて楽天証券を開設する場合には、免許証等の本人確認書類やマイナンバーの記入が必要です。)

楽天証券に書類が届いたら税務署の審査を経てNISA口座の開設が完了します。

所要期間は以下の通りで約10日間でした。STEP1とあわせると最速でも1月弱かかってしまうので要注意です。

・1/30:楽天に書類を投函
・2/4 :楽天から書類を受領したとの連絡(以下画像のSTEP3)
・2/10:楽天から口座開設完了との連絡あり

【楽天証券のNISA口座開設手順】

 

【まとめ】

本記事では金融機関を跨いでNISAを変更する際の注意点・手順を紹介しました。
まとめると以下になります。変更までに日数がかかるので要注意です。

・当年分のNISAを変更するには、NISA枠を使用していないかつ9/30までに変更手続きを行う必要がある。
・金融機関を変更するとロールオーバーが出来ない。
・変更前の一般NISAで購入した銘柄は5年間は非課税運用可能。
・変更に要する期間は1月弱。

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