学歴やフォロワー数だけで人を判断してしまう理由【行動経済学事例集01】

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こんにちは。まいたけです。
行動経済学という言葉、最近よく聞くようになりました。

買い物で「2品目半額」といった広告を見ると、本来必要なかった2品目の商品を買っちゃいますよね。。。ズバリこれが行動経済学です。

行動経済学とは、人は必ずしも合理的な選択・行動をするわけではないため、これらの選択をしてしまう人間の心理も含めた新しい経済学です。

私も数年前に少し興味を持ち勉強したので、身近な出来事で例えながら事例を紹介していきたいと思います。

ちなみに本日(2021年1月28日)、リべ大の両学長も行動経済学の動画を上げていましたね。私が簿記の勉強やブログを始めたきっかけがリべ大です。学長ありがとう(笑)

(まとめ記事にリべ大の動画リンクを貼っておきます。)

リべ大の動画では、①無料のワナ(選考逆転)、②フレーミング効果、③感応度逓減性、④おとり効果、⑤極端回避性について述べられていたのでここでは上記の5つ以外の項目についてすごく簡易なストーリー仕立てで書いていきたいと思います。

【アンダーマイニング効果】

セイゴさんは趣味でブログをはじめてみました。

セイゴさん:「趣味でブログをはじめてみた!収益とかも出せるらしいけどあくまで趣味で始めたし収益が無くても続けるぞー^^

________________数か月後_________________

セイゴさん:「結構PVも増えてきて広告収入も増えてきたなぁ。趣味でお金がもらえるなんて最高!」

________________さらに数か月後_________________

広告業者:「経営が圧迫したため広告の収益をなしにします!!」

セイゴさん:「え!!収益なくなるの!?それじゃブログ書く意味ないじゃん!もうブログ辞めよう!」


 

セイゴさんは初め、「趣味」という動機でブログをはじめました。しかし収益をもらえることによっていつの間にか「収益を得る」という動機のためにブログを書くようになりました。

最初から収益がなかったら趣味で始めたブログを辞めずに続けていたと思いますが、収益が発生し、消滅したせいでブログを書くという行動自体を辞めてしまいました。

このように、アンダーマイニング効果とは好きでやっていた行動なのに報酬が発生したせいで逆にやる気がなくなってしまうことをいいます。

報酬は人のやる気を起こしますが、時には行動力を落とす要因にもなるということです。これらをよく理解したうえで子供の教育や部下の育成をしていきたいものです。

ちなみにイチロー選手はこのことを理解していたので、国民栄誉賞を受け取らなかったのではないかといわれていますね!

【ハロー効果】

スズキさんはブログのPVを上げるためSNSを始めました。

スズキさん「このヒラメさんて方、めっちゃフォロワーいる!参考にブログを見てみよう!。。。あれ?ブログのリンクが張ってないなぁ。でもこれだけフォロワーがいるならすごい人のはずだ!フォローしてみよう^^」

ヒラメ「フォローありがとう。SNSの秘訣を教えるので今度お会いしましょう!」

スズキさん即返信し、ヒラメさんと面会する日を楽しみに待っていました。

_______________【面会後】____________________

スズキさん「実際会ってみるとヒラメさんは中身が薄い話ばかりだし、変なビジネスの勧誘を受けただけだったなぁ。フォロワー数はすごいのに人としては尊敬できる人じゃなさそうだ。。。



 

ちょっとブログとSNSにつなげるため無理やりな話になりましたが、、、
ハロー効果とは表面的な一つの特徴だけでその人全体を評価してしまうことです。今回でいうとフォロワー数のみでヒラメさんという人物全体を評価したことになります。

「この人は名門大学を出てるから仕事ができるだろう」というようなこともこれに当たります。実際は名門大学出身と「仕事ができる」は関係ないですよね。

人を知るときには多角的にその人を知り、ある一点だけを見て盲信しないように注意ですね。

 

【アンカリング効果】

サヨリさんはキノコ炒めを作るため、大好きなまいたけをスーパーに買いに行きました。

サヨリさん「ラッキー!まいたけが通常価格300円のことろ120円になってる!」

隣を見ると。。。

サヨリさん「あれ!?いつも500円のエリンギも120円!?こっちの方が買いじゃない!!」

レジの店員「エリンギ一つ、120円です。まいどありー^^」


 

サヨリさんは大好きなまいたけを買いに行ったはずです。ただ割引前の基準価格をもとに割引率の大きいエリンギを購入しました。

このようにアンカリング効果とは最初の価格(条件)が基準となってその後の選択に非合理性が出てしまうことを言います。

この場合、自分にとって価値のあるものは同じ120円でも「まいたけ」です。自分の中の価値観をしっかり持って日ごろの行動を行いたいですね。

【まとめ】

今日紹介した三つの行動経済学は以下の三つです。行動経済学を知ることはマーケティングや教育の面で役に立つ場面が多々あると思いますので、勉強するにはお勧めです。

アンダーマイニング効果:報酬が発生したせいでかえってやる気がなくなってしまう。
アンカリング効果:最初の条件にその後の判断が影響されてしまう。
ハロー効果:ある一つの特徴で全体を判断してしまう。

 

これらに限らず、以下の本に行動経済学が非常にわかりやすく乗っていますので是非^^
私の大好きなピタゴラスイッチをやっている研究室の先生です。

【ヘンテコノミクス】

 

リべ大の動画も貼っておきます。

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